元光GENJIで俳優の大沢樹生(49)が30日、東京・浅草橋ヒューリックホールで、プロレスデビューを果たした。

この日、「シアタープロレス花鳥風月2018総決算 大沢樹生、夢への挑戦~Dreams Come true~」と自らの名前を冠した興行に参加。船木誠勝・服部健太とタッグを組み、高岩竜一・佐藤光留・NOSAWA論外組と6人タッグマッチの30分一本勝負を行った。

意地のリングだった。本人は明かさなかったが、スタッフはあばら骨2本の骨折を明かした。12月中旬、練習中に骨折したのだ。

それでも5分すぎにリングに入ると、10分弱戦った。最初にマッチアップした論外にはチョップと蹴り浴び、場外乱闘では高岩から鉄柱攻撃を2度受けた。それでも、目は死ななかった。論外を投げ、高岩には飛びつき腕十字も食らわせた。試合は16分48秒、船木が佐藤をブレインバスターでしとめたが、その横で大沢は論外にコブラツイストを決め、アシストした。

会見では服部が「コンディションの悪い中、よく戦った」と話すと、

大沢は小声で「いいって」と骨折を明かすことを拒んだ。「本業が忙しくて2週間ほど練習ができなかったが不安でした」と話したところで、スタッフが骨折の事実を明かした。それでも大沢は「練習中のことで全ては自己責任」と話した。

船木は「正直ビックリした。100点でいいと思う。あのコンディションで出せる技を出せた」と称賛した。

この日に照準を合わせてきた。公開練習取材時は、デビュー戦であり引退試合を強調していた。だが、「本業をしっかりやりながら」と前置きしつつ、「まだ終わったばかりなので心の整理がついていない。今後はしっかり落ちついて考えたい」と話した。49歳で新たな挑戦を「同世代の方が何か感じてくれたうれしいです」と話し、あえて二足のわらじを履く可能性もにおわせた。