テレビ朝日は6日、親会社の朝日新聞社の株式11・88%を取得したと発表した。朝日新聞社の第4位の大株主となる。

 放送、新聞事業の相乗効果により、メディアグループとしての総合力を高めることを目指す。「第三者との大胆な提携も視野に入れる」としており、新規事業でも協力する。

 両社は6日付で「提携推進委員会」を設置。朝日新聞社の秋山耿太郎社長とテレビ朝日の君和田正夫社長が共同委員長となり、具体策を検討する。

 朝日新聞社は子会社を含め、テレビ朝日株の35・92%を保有している。朝日新聞社側は今後、テレビ朝日株の持ち株比率を25%未満に引き下げる。