東京都港区の公園で裸になったとして、公然わいせつの疑いで逮捕されたSMAPのメンバー草なぎ(なぎは弓ヘンに前の旧字体その下に刀)剛容疑者(34)が、逮捕前に約6時間にわたり、ビールのジョッキと焼酎のロックを計10杯以上飲んでいたとみられることが24日、警視庁赤坂署への取材で分かった。

 赤坂署は24日、草なぎ容疑者を東京区検に送検。捜査関係者によると、草なぎ容疑者は同区検の取り調べを受け、釈放されることが決まった。

 赤坂署によると、草なぎ容疑者は22日午後8時すぎから23日午前1時ごろまで、港区赤坂の居酒屋で飲酒。近くの別の飲食店に移り、午前2時ごろに店を出て、裸になった公園まで徒歩で行ったという。

 草なぎ容疑者の弁護人によると、本人は「1人で1軒目の店に行って飲食し、閉店後も店の店主と女性従業員と飲んでいた」と説明している。

 警視庁によると、草なぎ容疑者は24日午前0時すぎ、体調不良のため病院で点滴を受けたが、同日朝には回復した。

 送検のため草なぎ容疑者を乗せたワゴン車は24日午前9時、拘置施設がある原宿署の地下駐車場からゆっくりと出発した。窓ガラスには黒いフィルムが張られ、中の様子はうかがえない。原宿署前には、報道陣約100人が集まり、一時騒然となった。

 赤坂署によると、同容疑者は「反省している。公園までどうやって来たのか、何で裸になったのかは覚えていない」などと供述しているという。当時、泥酔状態だった。

 [2009年4月24日14時3分]ソーシャルブックマーク