東京消防庁は9日、東京・池袋の東京芸術劇場にある飲食店から出火し、多数の逃げ遅れがいるとの想定で消防演習を実施した。秋の火災予防運動の一環。

 演習には約100人が参加。一日署長を務めたタレントの大沢あかね(24)の指揮で一斉放水した。避難の際にエスカレーター付近で人が倒れたと見立てて、救助訓練のため、都の災害派遣医療チーム「東京DMAT」も出動した。

 2010年4月から、東京都内の住宅には、住宅用火災警報器の設置が義務化されるため、会場付近では設置を呼び掛けるイベントもあった。

 [2009年11月9日11時56分]ソーシャルブックマーク