俳優田村正和(67)が主演するフジテレビ系松本清張スペシャルドラマ「球形の荒野」(11月26日、27日2夜連続放送)の制作発表が都内で行われ、田村は共演者の江口洋介(42)比嘉愛未(24)らと出席した。

 物語は第2次世界大戦後の昭和を描き、田村はすでに死去と発表されたスイスの中立国公使館の元1等書記官を演じる。田村は「重く、暗くて孤独な男」と役柄を説明すると「断片的な登場の仕方ですが、最後でストーリーがつながっていく素晴らしさを見てほしい」と話した。

 99年6月放送の同局系「古畑任三郎」以来、2度目の共演となる江口に田村は「自分で言うのはおこがましいですが、どんどん演技が上手になって、しっかりした俳優です」と話し、一方、比嘉に対して「遠くから見ながら、かわいらしいなあと、(ロケ地の)南禅寺の前で見とれてました」と印象を口にし、笑いを誘った。

 [2010年10月25日17時52分]ソーシャルブックマーク