20日に急性肝不全で亡くなった森田芳光監督(享年61)の通夜が23日、東京・青山葬儀所営まれ、役所広司、八千草薫、松山ケンイチら約700人が参列した。「失楽園」に出演した役所広司(56)は「独創的でモダンで、誰のまねもしていない。常に新しいことを考える目の離せない人でした」と別れを惜しんだ。監督の作品に再び出演したかったとしたが、かなわなかった。「待機していたけど、こんなに早く、まさか、残念です」と目を赤くした。祭壇には森田監督が好きだったというユリやトルコキキョウなど白い花だけ1万2000本が飾られた。