宮崎県出身の姉妹デュオ黒木姉妹が10日、都内で「新曲発売記念・復興支援チャリティーライブ」を行った。ファン100人を前に新曲「夢花火」(作詞・麻こよみ、作曲・岡千秋)など13曲を歌った。

 新曲の衣装は、被災者支援ブランド「Rough+mittocagale」で作った。和洋折衷の西陣織りで、宮城県内の被災者に縫ってもらったという。同ブランドは被災者70人からなり、仙台市内の藤崎百貨店でも販売されている。

 同ブランドを立ち上げた関係者は「(大震災で)仕事をなくされた方、被災者の方で立ち上げ、被災地の方70人が所属しています。服を縫ったり、売れたりすれば、被災者の収益になります」と説明した。

 黒木姉妹は、宮崎の新燃岳の噴火で被災経験もあって、復興支援活動に精力的に取り組んでいる。妹千春(27)は「いろんな人の愛が詰まっている衣装」。姉美歌(28)も「宮城で縫ってもらった。今風と和が融合してできた衣装。感無量です」と話した。