坂本龍一(60)が27日、都内で会見し、脱原発ライブ「NO

 NUKES

 2012」開催を発表した。7月7、8日に千葉・幕張メッセ国際展示場で開催する。YMO、斉藤和義(45)、元ちとせ(33)ら計18組(各日9組)のアーティストが参加、ライブを通じて脱原発のメッセージを届ける。

 呼び掛け人の坂本は「原発はいらない。脱原発です」と趣旨を説明。東日本大震災以降、岩手・陸前高田市の訪問や、「『さようなら原発』1000万人署名市民の会」と交流するなど、復興を支援し、脱原発を掲げてきた。「音楽家、1人のミュージシャンとして、社会に対してきちんと意見を述べようと思う」と話した。

 呼び掛け人として出演を打診し、現時点で出演18組中、9組が決まっている。坂本がメンバーのYMO、参加アーティスト代表として出席した後藤正文(35)がボーカルを務めるアジアン・カンフー・ジェネレーション、アナログフィッシュ、斉藤和義、ソウル・フラワー・ユニオン、難波章浩、HIFANA、元ちとせ、BRAHMAN。さらに今後、坂本の呼び掛けで9組を募り、全18組で反原発を唱える。後藤は「(反原発を)特別の使命感でなく、自由に言える環境になれば」と思いを口にした。坂本も「各アーティストが何らかの形で思いを述べることを希望しています」と語った。