解任した所属事務所前社長とのお家騒動で揺れる歌手小林幸子(58)が27日、都内で会見を開き、心境を語った。騒動発覚後、会見するのは初めて。

 冒頭から「今回は、ご迷惑をおかけしてしまい、自分の配慮が足りなかったこと、本当に申し訳無かったと思っております」と関根良江前社長らに謝罪した。「私は常に新しいものを求めていた。でも(前社長と元専務の)2人は違った。初めはこんなボタンの掛け違いだったんです」と原因は何年も前からのもので、昨年11月に結婚した医療関係会社社長の林明男氏は無関係だと強調した。

 騒動発覚から現在まで口を開かなかったことに対して、「仲介などをお願いしている関係者の方から『3カ月間黙っていたほうがいい』とアドバイスを受けたから」だとした。

 4月28日に小林の25周年を振り返る特集番組がNHKBSプレミアム「武田鉄矢のショータイム」内で放送される前、編集済みの番組映像を見ながら、「何で私、1人で見てるんだろう」と関根前社長と元取締役2人に思いをはせ、関根前社長に電話した。「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。25年間有り難うございました。今日、特集番組が放送されるので、よかったら見てください」と留守番電話にメッセージを残したという。

 4月11日に新曲「絆」の発売延期が決まり、出演が危ぶまれているNHK紅白歌合戦については、「紅白は…出たいです。新曲も出したい」とかみしめるように話した。

 あらためて、後悔しているか問われると「反省はしているけど、後悔はしていません」とコメントした。