1964年に開催された東京五輪のバレーボール女子決勝で、「東洋の魔女」と呼ばれた日本チームがソ連を破った試合をすべて記録した映像が見つかり、NHKは22日までに、来年1月2日午後9時からBS1で放送することを決めた。

 NHKによると、当時はテープが貴重で上書きして使用していたため同局には試合のハイライト映像しか残っていなかった。ことし6月、一般の視聴者が試合全体を収めた1時間25分の映像を保存していることが判明。試合全体を放送するのは東京五輪以来、初めてという。

 NHKが64年10月に放送した決勝の平均視聴率は66・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、スポーツ中継番組としては歴代1位。

 番組は「テレビ放送60周年特集

 『伝説の名勝負

 東洋の魔女』」というタイトル。今回見つかった映像は無音声だったため、当時のラジオの実況音声で代用する。