9代目ピーターパンにふんする唯月ふうか(16)が21日、大阪市内で、7~8月に神奈川、東京、大阪で上演される「ブロードウェーミュージカル

 ピーターパン」の取材会を行った。昨年の第37回ホリプロタレントスカウトキャラバンで、審査員特別賞を受賞し、故郷の北海道から東京へ拠点を移した。今作が、それから実質的には初めての活動になる。

 もともとの夢は歌手で「将来は北海道を代表する歌手になりたい」と話す。全国ではなく、北海道にこだわるのは、夢が小さいのではなく、郷土愛のようで、プロ野球も札幌に本拠を置く、日本ハムの大ファン。ダルビッシュ投手を応援していたが、メジャー移籍したことで、今は「稲葉さんと大谷選手が好き」とか。野手、投手の二刀流としてプロ1年目を過ごす大谷翔平投手(18)には、ファン目線だけではなく、年齢も近い同じプロとして尊敬もあるという。

 「投げて、打って、格好いい。何より、会見で話している姿がすごいと思います。目が輝いている。年齢も近いのに、すごいです」

 大谷投手は23日のヤクルト戦(札幌ドーム)で1軍投手デビューの見込みだが、25~26日には、聖地・甲子園での阪神戦も控える。阪神戦では、同じく新人の藤浪晋太郎投手(19)の登板も見込まれ、大谷投手との対決も予想される。

 「あ、お父さんから聞きました。大谷さんに活躍してもらって、勝ってほしいです」。唯月は目を輝かせて、大谷投手にエールを送っていた。