テレビ朝日系「仮面ライダー鎧武(ガイム)」(日曜午前8時、10月6日スタート)の制作発表が25日、都内で行われ、主演の佐野岳(20)小林豊(20)高杉真宙(16)志田友美(16)久保田悠来(32)が出席した。

 自ら「50メートル走は6秒ちょっと。運動神経がいい」と言い切る佐野は「バック転をしながら変身ができたら」と演出案を提示していた。

 小林には意外な経歴に注目が集まった。製菓衛生士免許を持ち、前職はパテシィエだったという。「役者をやる前はケーキ、和菓子などを作っていました。芸能界には友達が背中を押してくれた。今しかできないことを自分なりに突き進もうと、無理やり引っ越しも決めて(自分を追い込み)東京に来ました」。

 今回のシリーズの特徴は果物をモチーフにした変身アイテムで、小林演じる仮面ライダーバロンはバナナがモチーフ。しかし、小林は元パテシィエにもかかわらずバナナ嫌いで「ケーキ店で毎日バナナと触れ合っていたんですけど、食べられなかった。この作品でバナナと触れ合うことになって、バナナと生涯付き合っていこうと思います。子供に好き嫌いはダメと言いたいので、これを機に、好きになりたいと思います」と意気込んだ。

 主題歌を担当する音楽グループ湘南乃風も登場。若旦那(37)は仮面ライダーの思い出を語り「かっこいいバイクを思い出す。仮面ライダーに似たモトクロスバイクを買った覚えがある。息子も正義に燃えている仮面ライダーを見て、お母さんを守るんだ、という正義感などを学んでいるのでは」と話した。

 「出演するとしたらどんな役?」と問われ「僕らは普段、近所にいるお兄ちゃん的な感じで歌っています。だから仮面ライダーに相談される優しいお兄ちゃん役で」と話した。同番組の主題歌を歌う時だけは「鎧武乃風」に改名するという。