演歌歌手北島三郎(76)が、東京五輪の56年ぶり開催決定を祝福した。東京・明治記念館で9日、弟子の北山たけし(39)のデビュー10周年記念パーティーに出席。

 開催が決まった日本時間8日早朝は、秋田でテレビで開催の瞬間を見届けたという。「テレビで喜んでいた人と一緒に、手をたたいて喜んじゃったよ。うれしいな」と興奮気味に振り返った。

 東京五輪には思いがある。前回の東京五輪開催前年の63年、「東京五輪音頭」を発売し、畠山みどり(74)とデュエットを歌った。復活にも協力を惜しまない構えで、「作家仲間に『作っていこう』と呼び掛けたら、すごい曲ができるんじゃないか」と、演歌界の盛り上がりに期待した。「五輪をチャンスにして、こぶしを入れて歌っちゃおうかな」と言うと、北山も「師匠に作っていただいて、僕が歌います」とアピールしていた。

 開会式での君が代独唱についても、「歌い手だから、声が掛かれば何でもやるよ。日本代表として歌う」と興味を示した。