故やしきたかじんさん(享年64)をしのび、テレビ大阪「たかじんNOマネー」(土曜午後1時)は11日、追悼番組として緊急生放送とした。

 番組は「お前ら、しめっぽくなってどうすんねんSP」とサブタイトルがつけられ、たかじんさんの相棒だった真鍋かをり(33)の進行でスタート。たかじんさんが再休養した後、昨年6月から同番組で進行を務めているメッセンジャー黒田(43)は、当初からあった別の仕事のため、放送途中から参加した。

 デビュー当初から、たかじんさんにかわいがってもらっていたという黒田は、昨年12月半ば、たかじんさんから自宅に来るように言われ、行ったことを告白。約3時間、番組の進行についての助言があり「ワインをめちゃくちゃ飲んではった」。黒田は、今年春には復帰できそうに感じていたといい、「おそらくあの姿、みたら、関係者はみんなそう思ってたはず」とも語った。

 その際、たかじんさんは年末にハワイに行くことも黒田に伝え、「土産は何がいいか」と聞いてくれたことも明らかにした。「ほんまに、ほんまに元気やったんで、ほんとは『安らかに』と言うべきところなんでしょうけど、あの姿見てるから『やり残したことがあるんじゃないか』と思わざるを得ない」と、たかじんさんの無念さへ思いをはせた。