佐藤浩市(65)が17日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた綾瀬はるか(41)の主演映画「人はなぜラブレターを書くのか」(石井裕也監督)初日舞台あいさつに登壇。00年3月8日に発生した営団地下鉄(現東京メトロ)日比谷線の脱線事故に遭い17歳の若さで亡くなった、大橋ボクシングジム練習生の富久信介さんにまつわる実話を元にした作品で富久さんの父を演じたが、15日に熱発し、かかりつけの病院で検査したところ、診断した医師が富久さんの友人だったことが判明した“縁”を熱く語った。
「人はなぜラブレターを書くのか」は、富久さんと毎朝、同じ車両に乗り思いを寄せた少女が、悲報で初めて富久さんの名前を知った20年後、大橋ジムの大橋秀行会長に富久さんへの思いをつづったメッセージを送った実話が元になっている。綾瀬と當真あみ(19)が主人公の寺田ナズナを二人一で、細田佳央太(24)が富久さん、佐藤は富久さんの父隆治さんを演じた。
佐藤はトークの中で「一昨日、熱発しまして…38度3分。昨日の朝、下がったんですけど」と15日に高熱に見舞われたと明かした。「今日のこと(初日舞台あいさつ)もあるし、皆さんに迷惑をかけてはいけないとコロナ、インフルエンザ、感染症を、よく行っている病院で調べていただいた」とウイルスに感染していないか、検査したことも明かした。
その上で「先生が、実は、この頃(映画で描いた時代の)の富久君と仲が良かったと」と、かかりつけの病院の医師が富久さんと親交が深かったと明かした。「その先生は(富久さんと同じ)麻布高じゃなく別な高校だったけれど、塾が一緒で富久君がボクシングに熱中しているのも知っていたし、その(事故)後、お父さんともやりとりしていると」と続けた。
当該医師からは「佐藤さんが映画に出ていると知っていたんですけど、黙っていた。まさか、公開前日に来られると思わず、ご縁だと思ってお話ししました」と打ち明けられたという。佐藤は「僕自身も、本当に縁だなと思った。そういう縁が、生きていると転がっていて出会うことがある。そう思って1日、1日、生きていただきたい」と客席に呼びかけた。
この日は、ナズナの夫良一を演じた妻夫木聡(45)富久さんの先輩の元WBC世界スーパーフライ級王者・川嶋勝重さん(51)を演じた菅田将暉(33)も登壇。



