昨年10月25日に肺炎で亡くなった作詞家岩谷時子さん(享年97)の「お別れの会」が17日、都内で行われた。

 市村正親、今陽子、中尾ミエ、ペギー葉山、竹下景子、由紀さおりら約300人が出席。3000を超える作品を残し、戦後の流行歌をけん引した岩谷さんとの最期の別れを惜しんだ。

 セレモニーでは献歌として、加山雄三(76)が「海

 その愛」をピアノで弾き語りをした。

 葬儀の際、棺には天国でも作品を書けるように鉛筆と原稿用紙を入れた。戒名は「詞玉院超世時空大師(しぎょくいんちょうせいじくうたいし)」。玉のようにすばらしい詞の数々は、時を超えて永遠に残り続けるという意味だという。