お笑いコンビ、フットボールアワーの岩尾望(38)と後藤輝基(39)は17日、自身がMCを務めるフジテレビ系「バイキング」の低視聴率を自虐ネタにして笑いを誘った。

 視聴率低迷に苦しんでいる同番組。出演者たちもそんな苦境を自虐的に笑い飛ばすしかない事態が続いている。15日の放送で32年ぶりの低視聴率となる2.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録すると、翌日の出演者たちの間でも話題となり、MCのおぎやはぎは「やばいです」(小木博明)、「全員が今、視聴率を忘れようとしている」(矢作兼)と、危機的状況についてコメントした。

 同日の放送中には、出演者たち全員で「『バイキング』頑張っていこう!」と拳を突き上げて意気込んだが、翌日も視聴率は上昇ならず、2日間連続となる2.7%を記録してしまった。

 皮肉にも低視聴率ばかりが話題となり報じられている同番組。しかし、17日の放送では、ネット上の話題を取り上げるコーナーで、同番組の低視聴率については無視され、岩尾は「バイキングの視聴率は…?」と切り込んだ。

 これには同コーナー進行役を務める同局の加藤綾子アナウンサーも「まぁ、ちょっと話題になっていますけどねぇ…」と戸惑い、後藤も苦笑いを浮かべながら、「話題になってるけど…。それはあえて(リストから)削除させていただきました」と、自虐的に返して笑いを誘った。