吉本新喜劇の新座長に就いた「すち子」こと、すっちー(42)が31日、大阪市内で、大坂冬の陣400年を迎える今秋、大阪で「大坂の陣新喜劇~『君臣豊楽』淀殿の見た夢」に主演し、淀殿にふんすることを発表した。

 「歴史に詳しくなくて、(大阪の陣で)淀君ってサブキャラだと思っていた…。でも歴史の勉強をして、秀吉の側室で、秀頼のオカンと分かりました。さっき覚えたばっかりですけどね」と、笑わせた。

 淀殿といえば、浅井氏の名を近江にとどろかせ、勢力を拡大した戦国大名・浅井長政の娘で、母は織田信長の妹・お市の方。庶民から成り上がった豊臣秀吉の側室となっても、高い気位は貫いたとされるが…。

 「え?

 気位…気品ですか?

 多分(すっちーの淀殿役に)2%ぐらいです。登場の場面は気位高くとは思っていますけど、出てきたら、あとは大阪のおばちゃんのノリで。あ…でも、それ、怒られますかね…」

 普段の人気キャラ「すち子」が得意とするおばちゃん淀殿にしたいといい、過去に例を見ない気品のない淀殿になりそうだ。

 公演は10月1~12日に、大阪・なんばグランド花月で開催。豊臣秀頼役で清水けんじ、千姫で福本愛菜、猿飛佐助に吉田裕らがふんし、3人はこの日の会見にも出席した。