女優真野恵里菜(23)が30日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「THE

 NEXT

 GENERATION-PATLABOR-

 第4章」(押井守総監督)の初日舞台あいさつに出席した。

 真野はピンクとパープルのチェック柄に、白い花柄の浴衣姿で登場した。

 撮影は静岡県・熱海で行われた。撮影後はみんなで食事に行ったといい「金目鯛の煮付けがおいしかった。熱海は新幹線で乗れば1時間くらいなので、また久しぶりに行きたいな」と懐かしんだ。

 劇中ではニワトリ小屋が爆発し、ニワトリを追いかけるシーンがあるが、共演者の福士誠治(31)から「ニワトリの追いかけ方がおばちゃんだぞと言われた」と苦笑い。あらためて自分でそのシーンを見てみると「たしかに鈍くさいなと思った」と福士の言葉を実感。幼稚園以来、ニワトリにはなかなか触れる機会がなく「凶暴なんですよね。茶色い子とかは強くて、怖かった。ビビりつつやっていたら、鈍くさく見えちゃったのかな」と必死に弁明していた。その後は「それが今日公開されるのが恥ずかしい。みなさんネットに書くんですよ」と赤面していた。

 また、押井守監督(63)田尻茂一(50)堀本能礼(44)しおつかこうへい(43)も出席した。

 田尻は「ルパン3世ではなく、PATLABORを選んでいただき、ありがとうございます」と同日公開の映画を引き合いに出して、ファンに感謝した。

 堀本は「第4章ということで、このシリーズも折り返し。一演者として、皆さんに喜んでいただけることが、何よりの大好物です」と語った。

 しおつかは「来年5月まで、末永くよろしくお願いします」とPRした。

 この舞台あいさつは、同作の上映後に行われたが、押井監督は「本当は上映前にあいさつしたかった。半分ぐらい(の人は)怒ってるんじゃないかな」と自虐して笑いを誘った。司会者が客席に「後でも大丈夫でしたよね」と呼び掛け、客席から大きな拍手が起きると「今日来てるお客さんは優しい」と、安心した表情を見せた。

 「THE

 NEXT

 GENERATION-PATLABOR」は、88年に漫画、アニメなどで展開し、マルチメディアの先駆けとなった人気作「機動警察パトレイバー」の実写版。来年1月10日初日の「第7章」まで、1話48分の12話を全7章立てにしたシリーズを上映する。同年ゴールデンウイークに長編劇場版が公開される。