ザ・クロマニヨンズのギタリスト真島昌利が、宮藤官九郎氏脚本のTBS系日曜劇場「ごめんね青春!」(10月スタート、日曜午後9時)の劇伴(背景音楽)を担当することが決まった。

 主演錦戸亮、ヒロイン役を満島ひかりがそれぞれ教師を演じる学園ドラマ。磯山晶プロデューサーが「このドラマの音楽は絶対ギター」と信じて、「THE

 BLUE

 HEARTS」「THE

 HIGH-LOWS」「ザ・クロマニヨンズ」のギタリストとしてロック界に大きな影響を与え続けているマーシーこと真島に劇伴を依頼した。

 磯山氏は「宮藤君に『マーシーさんとお知り合いじゃないですか?』と聞いたところ『対バン(バンド同士の共演)はしたことありますが、しゃべったことはほとんどないです』と言われました。『仕方がない。バカなふりして頼んでみよう』と思い切って聞いてみました。何日かした後『こんなのできたけど…』といきなり超かっこいい曲が届き、感動しました」。さらに複数の曲を依頼したところ、やはり作ってきてくれたという。「頼んでみた自分をほめたい」と話している。

 宮藤氏は「磯山さんが『劇伴はロックがいいから、マーシーさんに頼んでみたい』と言い出した時は驚きました。それは『キャッチボールやりたいからダルビッシュ呼んできて』と言ってるのと一緒だからです。曲を聴いて度肝を抜かれました。切なく、青臭く、ドラマの世界観にぴったりな上、途方もなくロックでした。台本を書きながら、しみじみ『夢ってかなうんだなあ』と感じています」。

 真島がドラマの劇伴を作曲するのは初めて。曲はすでに収録済みという。「はじめてドラマの音楽をやらせていただき、楽しかったよ~ん。ロックンロール!」とコメントしている。