声優で歌手の水樹奈々(34)が27日、シンガポール・セントーサ島で、同国で初となる単独公演を開催した。同公演は、8月3日に横浜スタジアムで最終公演を終えた全国ツアー「LIVE
FLIGHT
2014」の追加公演「-+」として開催された。会場の「Resorts
WorldTM
Theatre’
Resorts
World
Sentosa」は、シンガポールのシンボル「マーライオン」最大級の像などが並ぶ、シンガポール有数の観光地・同島の一角にあり、日本人で同会場でライブをするのは、水樹が初だという。
水樹は「行くぜ。シンガポール!!」と叫び、ステージ中央の階段上から登場。MCでは「盛り上がってますか?
今日は皆さんに会えて、とてもうれしいです」と英語であいさつした。この日は日本をはじめ台湾、香港、タイの計58会場でライブビューイングも行われ、1万7000人が集まった。その各会場に向けても声をかけた。
この日は「Vitalization」「残光のガイア」など22曲を披露。昨年、同地で行われたイベント「Anime
Festival
Asia」に出演し、T.M.Revolution西川貴教とのコラボ曲を披露したこともあり、T.M.Revolutionとのコラボ曲「革命デュアリズム」のイントロが聞こえた瞬間、会場からは歓声が起きた。19曲目「ミラクル☆フライト」の歌唱時には、ファン全員が突然「僕らの旅はまだはじまったばかり」と書かれた青い旗を振り出す、予想外のサプライズがあり、水樹も驚いた。
10月15日にリリースする30枚目のシングル「禁断のレジスタンス」が、ライブで初披露されるサプライズもあり、会場からこの日一番の歓声が起きた。ダブルアンコールでは、事前に海外公演の公式フェイスブックページで好きな曲投票を行い、1位に選ばれた「深愛」を披露。思わず泣きだすファンもいたが、最後に水樹があいさつすると、会場全体が笑顔に包まれていた。
水樹の人気は、シンガポールでも絶大だ。前日26日に、日本で仕事を終えてからシンガポール入りしたため、現地に到着したのは23時過ぎだった。既に終電がない時間だったが、空港には約200人のファンの出迎えを受けた。
ライブ当日も、開場前に行われたグッズ販売には朝早くから多くのファンが並び、行列は午前9時時点で100人を超え、お昼過ぎには約300人まで膨れ上がった。同会場設立以来の集客に、会場関係者も驚いていたという。
「LIVE
FLIGHT
2014+」は、シンガポール公演に続き、10月4日、5日には台湾で開催する。