ソフトバンクが日本シリーズで阪神を下し、3年ぶりの日本一に輝き、武田鉄矢(65)が喜びのコメントを発表した。

 「秋山監督、選手、球団関係者の皆さん、おめでとう。そしてありがとう。それにしても何と厳しいシーズンだったか。リーグ優勝までの乱パの戦い、続く北の闘士軍(とうしぐん)との一騎打ちCSの陣。そして日本一を賭けての猛虎軍迎えて博多湾ヤフオクの合戦。若鷹に声援を送るわれらも、戦いの際どさ、きびしさ、息つまる展開に幾夜眠れぬ夜が続いたことか。しかしそれゆえにこの勝利の喜び、前回にも増してしみじみと身にしみる味わいです。秋山監督の若きナインを信じる采配には誠に圧倒されました。特に猛者練達(もされんたつ)の多い猛虎軍相手の時、若さがカラ回りする鷹軍にも見えたのですが、秋山監督のみ泰然(たいぜん)とそのチカラを信じておられました。そう、その若さの一投一打が秋山監督が信じた通りに勝利を引き寄せたのです。秋山監督、名残惜しくはございますが、お疲れさま。一将功成りて、若鷹育つ。われらこの美しき勝利をいつまでも忘れません」