ロックバンド「THE虎舞竜」の高橋ジョージ(56)と離婚を求めて係争中のタレント、三船美佳(32)が17日、大阪市内で、テレビ朝日系「朝だ!生です旅サラダ」(土曜午前8時)に生出演し、出演後に取材に応じた。

 左手薬指に指輪はなく、三船は「このたび、離婚を決意させていただきました」と報告。その理由には「やっぱり、娘もいることなので、しっかりと時間をかけて考えた末の結果です」と話した。

 三船は、離婚調停を続けてきたが決裂し、離婚と1人娘(10)の親権を争い、離婚訴訟を起こしており「自分自身、若くして結婚して、16歳で結婚し、16年夫婦生活を続け、本当にいろいろ、人生経験をさせてもらった。1人の花として、女性として、決めなくちゃいけない大きな決断でした」とも話し、慰謝料については「考えていない」。あくまでも離婚成立と、親権を求めて裁判にいたったと説明した。

 三船は、俳優の故三船敏郎さんの娘で、法律的に結婚ができる16歳の誕生日を迎えた98年9月12日、24歳上の高橋と結婚。芸能界随一のおしどり夫婦としてテレビやイベントに登場するなどしていたが、最近は共演がなかった。

 三船は離婚を意識し始めた時期について「今回の決断は人生の転機なので、ものすごい慎重に考えた」と話したものの、裁判中を考慮してか、時期の詳細には触れなかった。

 高橋が三船を束縛していたことなどが、破局理由とされているが、この件や、離婚をめぐる詳細には「裁判という形で、私は望んでいなかったのですが、そういうことになり、私が申し上げられることは限られています。そういう今まで(結婚生活中)のことは、お話しできないんです。申しわけございません」と頭を下げた。

 三船は一昨年12月、娘(10)とともに、都内の自宅を出て、大阪へ移り、母と3人で暮らしている。三船によると、娘は「娘もしっかり考えて(自分に)ついてきてくれた」といい、高橋が親権を求めているか否かには「それも(裁判中で)どうなんでしょうね」と言及しなかった。

 都内自宅ローンは依然として「払っている」そうだが、新たな拠点に大阪を選んだことには、在阪テレビ局でレギュラー3本を持つことと「もともと、大阪が好き。いつか住みたいと思っていた」からだという。

 娘も大阪の学校に通っており、離婚成立後の拠点は「それはまだこれからじっくり考えます」と話した。

 人生の半分を高橋との結婚生活で過ごしており、今やりたいことを問われると「それが今です」と、高橋の束縛が破局原因とされる一端をのぞかせる発言も。ただ、おしどり夫婦タレントとして活動してきたこれまでには「好きになって結婚したわけですから、幸せもありました。年の差を超えて結婚生活を続けていらっしゃる方に申しわけない気持ちもあります。(破局は)あくまで私たちの場合は…です」とも語った。

 今後は離婚成立、親権を求めての闘いが続くが、三船は毎日、父の霊前に話し掛けているといい、別居も報告。「父に恥じないように、サムライ魂で頑張ります」と決意を語っていた。