映画「CUT」(アミール・ナデリ監督)の初日舞台あいさつが17日、都内で行われ、イラン人のナデリ監督と主演の西島秀俊(40)が舞台に立った。映画は監督役の秀二(西島)が兄の残した多額の借金返済のため殴られ屋に挑む物語。映画化に際し、監督から熱烈ラブコールを受けた西島は「(監督に)俺はにおいで分かるんだと言われた。鋭い目、エネルギー、一目で常人でないと感じた。神がかった人だと」と振り返った。ナデリ監督も「(西島を)待つ瞬間を待っていた感じ。現在はボディーガードとして働かせもらっています」と、ちゃめっ気たっぷりに寄り添った。
ナデリ監督は現在、米ニューヨークを拠点に活動するが、イラン人監督が日本で邦画を製作する苦労も多いという。「日本映画はルール、順序がはっきりしていて、信頼を勝ち得ないと最初の一歩が踏み出せない」と話した。監督の苦労を肌で感じている西島は、「映画化は不可能と思っていたが、(監督の)映画は不可能を可能にすることだと言われた。(初日舞台あいさつの)この瞬間は一生忘れない。シネコンに呼ばれて、舞台あいさつをするのが夢」と語った。




