日本映画製作者連盟(映連)は30日、2012年の全国映画概況を発表した。邦画の興行収入(興収)は前年比28・8%増の約1282億円を記録し、興収ベースで発表を始めた2000年以降で最高となった。

 洋画と合わせた興収総額は約1952億円で、7・7%増。興収総額のうち、邦画が占める比率は65・7%で、5年連続で洋画を上回った。

 作品別では邦画1位の「BRAVE

 HEARTS

 海猿」(73億3000万円)をはじめ、50億円を超える作品が5本。うち洋画は「ミッション・インポッシブル

 ゴースト・プロトコル」(53億8000万円)のみだった。

 公開本数は昨年から184本増えて983本になったが、映画館で上映する演劇や音楽などの映像作品が増加したためとしている。