壇蜜(33)主演の映画「地球防衛未亡人」が8日、公開され、都内の劇場で舞台あいさつが行われた。

 満員の観客を前に「RでもXでもない映画が私の主演で製作されたことになるなんて自分でも驚きです」と壇は感慨深げ。大雪にも「(予報は)降れ降れ詐欺のような気もしたけど、マネジャーが20万円でスタッドレスタイヤ買っておいてくれて良かった」と振り返った。

 特撮もののパロディーとして製作されたこの作品には元祖ダン隊員の森次晃嗣(70)も出演。「まさに今の人、壇さんとの共演は光栄」と鼻の下がやや長めに。川崎実監督(55)も「メーキングビデオを見ていただけるとわかりますが、映画に映ってないところでは森次さんメロメロでしたから」と明かした。映画には「三角列島」も登場し、政治風刺の一面もある。「くだらない面白さをくだらなく笑わせるから、いろいろおとがめもないのでしょう」と森次は言う。

 「いかレスラー」などの怪作で知られる川崎監督は「SMからSFに来てくれた壇さんの作品として僕なりに力を入れました。当たらないと次はないのでよろしくお願いします」。壇とともに深々と頭を下げた。

 大雪の中、詰めかけた観客には壇からハート形のバレンタインおせんべいが配られた。