周防正行監督(57)最新作、映画「舞妓はレディ」(9月13日公開)完成披露試写会が21日、東京・よみうり大手町ホールで行われた。主演の上白石萌音(16)は、試写でスクリーンに映る自分を見た感想を聞かれ、「分からない。どうしても冷静になれなくて混乱します。監督にも『ごめんなさい。分かりません』と言ってしまった。早く冷静になって見たい」と戸惑いを吐露し、照れ笑いした。

 長谷川博己(37)は、自身が踊ったシーンの感想を聞かれ、「早く終わってくれ、と思った」と苦笑し、富司純子(68)も「私は歌がダメ。緊張する」と不安顔。周防監督の妻・草刈民代(49)も、自身が専門とするバレエとは違う、日本舞踊などに挑戦したことについて「ご覧になった方が、どういう感想を持つか、不安です」と、登壇者が相次いで不安を訴えた。

 そんな中、周防監督は「今の話を聞いていると、明日の新聞に『全員不安』とか書かれそう。でも(自分は)1人だけ不安じゃない。満足してます。自分が映画を作って、満足していますと言えるのは幸せです」と胸を張った。長谷川も「僕はこの作品で京言葉、鹿児島弁、踊りなど、こん身のおもてなしを込めました。実は自信…あります」と宣言し、会場をわかせた。