米俳優ジョニー・デップ(51)が28日、前日に体調不良を理由にキャンセルした主演映画「チャーリー・モルデカイ」(来月6日公開)の来日会見を都内のホテルで行った。

 前日27日は会見を中止し、その後のレッドカーペットイベントも約1時間遅れでスタートした。この日は写真撮影も約5分程度の遅れで開始。カウボーイハットにサングラスのラフなスタイルで、しっかりとした足取りで登場した。

 会見では「昨日はすみませんでした。怪獣チュパカブラと戦っていました。23階から投げ落としたから、もう会うことはないと思う」と、ジョークを交えながら謝罪。

 一方で、神妙な面持ちで「風邪というか、インフルエンザがちょっと残っていて、体調を悪くしました」と理由を明かした。

 質疑応答で長く語りすぎると「話が長いね。ごめんなさい」と謝るなど、前日に待ちぼうけをくらった報道陣に気を使うかのように、ひたすら低姿勢だった。

 前日のレッドカーペットに1500人のファンが集まったことを聞くと「かなり多いとは思ったけど…。日本に来ると、いつも温かいし、やさしい。夢のような体験をさせてくれる」と感謝していた。

 前日のイベント後は、同伴している恋人の米女優アンバー・ハード(28)とともに、フグ料理に舌鼓を打ったという。「今までで最高のレストランで、伝統的な日本を食べた。今日は、起きたらチュパカブラはいなかった。良かった」と笑わせた。