松本幸四郎(65)松たか子(30)親子が共演するミュージカル「ラ・マンチャの男」(4月5~30日、東京・帝国劇場)のけいこが7日、都内で公開された。

 同作は69年に幸四郎主演で初演され、4月15日には上演回数1100回を達成する。松は95年に初参加し、02年から相手役アルドンサを務めた。3年ぶり再演で、松が昨年12月にミュージシャン佐橋佳幸(46)と結婚後は初の親子共演。幸四郎は「娘が嫁に行くのは想定外。娘を嫁に出す父親の悲哀をかみしめた。でも、お互いに役者をやっていて良かったと思った。嫁に行ったが、けいこ場でまた会えるから」としみじみ。

 松は「(佐橋も)一観客として楽しみにしていると思うし、私も頑張ります」と話し、40年かけての1100回達成に「みなさんと同じで『すげえなー』と思います」。咽頭(いんとう)部ポリープで降板した上條恒彦(68)には幸四郎はじめ出演者による励ましの寄せ書きを送ったという。