宝塚歌劇団出身の女優愛華みれ(43)がミュージカル「SEMPO~日本のシンドラー

 杉原千畝物語」(4月4~22日、東京・新国立劇場)を体調不良のため降板することが15日、分かった。所属事務所は「降板するのは確かだが、詳しい病状については把握していない」としている。

 関係者によると、愛華は3日から始まったけいこを、数日間参加しただけで、微熱と体のだるさを訴えて休んでいたという。

 病院で精密検査を受けているが、結果次第では長期療養の可能性もある。初日を目前にして、名古屋、神戸公演と、5月8日まで舞台が続くこともあり降板となった。

 作品は、吉川晃司が主演し、第2次世界大戦中のリトアニアでナチスドイツから逃げてきたユダヤ人約6000人にビザを発給して命を救った外交官杉原千畝さんの半生を描く。愛華は杉原さんの妻を演じる予定だった。7日に出演したラジオ番組でも「頑張ります」と作品をPRしていたが、その後、体調を崩したようだ。代役については近日中に発表される見込みだが、時間がないこともあり、作品内容をよく知る他の女性キャストからの起用が見込まれている。