田中「特命教授」講義初日から大熱弁!

 タレントで酪農家でもある田中義剛(50)が22日、母校の酪農学園大で酪農家を目指している学生向けのセミナーを開いた。254席の講堂に聴講生は約300人と超満員。田中はジャケットにジーパンというラフな格好で教壇に立つと「酪農の世界へようこそ!!」と第一声を上げた。

 年々減少する酪農家を憂える田中が、母校を拠点に酪農経営を志す後輩たちの「道しるべ」役を買って出た。きっかけは昨年9月、ある会合で酪農学園理事長と同席となったことだった。「役に立てることはないだろうか」と田中が申し出、月1回、計8回の酪農起業セミナー(無報酬)が実現。この日が1回目の開催だった。

 この日は田中が酪農を目指した理由から始まり、その過程の苦しい道のり、厳しいが戦略次第で大きな可能性を秘めた分野であることなどを説いた。「花畑牧場」の経営者として、ひょうたん形のチーズや生キャラメルなどのヒット商品を生んでいるので説得力抜群。「これ、ほかで言うなよ」と笑わせながら、企業秘密に触れる内容にまで言及した。

 聴講した学生も冷やかしやヤジなど一切なし。高部和弘さん(4年)は「漠然と学生生活を送っている我々に先の見通し方を教えてくれた。酪農をやってみたいと思わせてくれた」という。同大戦略本部でも「予想以上の生徒数。次回受講希望者が殺到しそう」と、新米教授に「合格点」を付けた。5月からは、希望者から20人程度まで学生数をしぼり、花畑牧場での実習も加えながら講義が進められる。【本郷昌幸】