「ブロードキャスター」9月末で打ち切り
TBS系情報番組「ブロードキャスター」(土曜午後10時)が、9月末で終了することが27日、分かった。同番組は91年4月に福留功男キャスター(66)と三雲孝江アナ(54)のコンビでスタート。「お父さんのためのワイドショー講座」など、硬軟取り交ぜた構成で最盛期は20%前後の視聴率をマークしていた。だが、最近は12%前後と一時の勢いを失っていた。
三雲アナに代わり、04年10月からは元NHKの久保純子アナ(36)を起用したが、視聴率低迷に歯止めはかからなかった。関係者によると、後番組はバラエティー番組を軸に検討されているという。同局PRセンターは「(打ち切りが)正式決定したとは聞いておりません」としている。
長寿番組打ち切りの背景には、福留氏の高額ギャラも一因だ。ネットの普及でテレビの広告収入が頭打ちの中、各社とも番組制作費の削減を進めている。フジテレビが、小倉智昭キャスター(61)の「ハッケン!!」、安藤優子キャスター(49)の「新報道プレミアA」を今月末をもって終了させたのと同じ構図だ。日本テレビも昨年9月、14年半続いた草野仁キャスター(64)の「ザ・ワイド」を終了させている。
「報道のTBS」と呼ばれた同局は、報道・情報番組は得意分野だった。ワイドショー全盛時代の90年代には朝ワイド「モーニングeye」が視聴率で同時間帯トップを独走。ゴールデン帯にも「スペースJ」など、数多くの報道・情報番組を編成していた。しかし、90年代後半にはオウム真理教ビデオ事件の影響から、次々と報道・情報番組が打ち切りに。その後、情報系番組を復活させたが、かつての勢いを取り戻すことはできなかった。
昨年度の年間視聴率も、TBSは、フジテレビ、日本テレビ、テレビ朝日に引き離され4位に甘んじている。「ブロードキャスター」はTBSの伝統を背負った番組だったが、バラエティー番組全盛時代の波にのみ込まれてしまった。
[2008年6月28日6時52分 紙面から]
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