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米倉涼子「氷の華」で“原点”悪女に回帰

ドラマ「氷の華」の会見に臨む、左から舘ひろし、米倉涼子、渡哲也
ドラマ「氷の華」の会見に臨む、左から舘ひろし、米倉涼子、渡哲也

 女優米倉涼子(32)が主演するテレビ朝日開局50周年記念ドラマ「氷の華」(9月6、7日午後9時)の完成会見が23日、東京・ホテルオークラで行われた。最近は刑事や弁護士などを演じてきたが、女優としての人気を不動にした“原点”の悪女に戻って殺人犯の役に再挑戦。米倉を追い詰める刑事を舘ひろし(58)、米倉の弁護士を渡哲也(66)が演じることも発表された。原作は天野節子さん(62)の同名小説。自費出版からベストセラーになった話題作だ。

 米倉が再び殺人に手を染める。最近は女性刑事を演じたテレビ朝日系「交渉人」やフジテレビ系「モンスターペアレント」の弁護士など正義感あふれる役柄が多かったが、悪女に回帰。制作側によると、松本清張3部作の「けものみち」で夫を焼き殺した以上の凶悪殺人犯になる。

 原作「氷の華」は何重にも張りめぐらされた伏線が重厚なミステリーとなり、十数社による映像化の争奪戦の末、テレビ朝日が開局50周年の目玉として獲得した。病院長(堺雅人)を夫に持つ美人ピアニストの恭子(米倉)が、夫の愛人を名乗る女性から「子供ができた」と電話を受けて転落していく悲劇を描く。ドラマ化を企画した関係者が「米倉涼子しかいない」という妻役だ。

 米倉は「皆さんが思い込んでるバリバリの悪女。殺人を犯します。普段しちゃいけないことをするのでリアルに感じられる。悪女って楽しいです」。殺人犯という設定には「『相棒』シリーズの和泉聖治監督から『こう殺すんだよ』とか『毒薬はこう入れる』って具体的に指導を受けました。言葉が適切か分かりませんが、演技の幅を広げる意味でも勉強になった」と振り返った。

 恭子の逮捕に執念を燃やす警視庁捜査1課のエース戸田刑事は舘が演じる。時間にして約8分、台本12ページにわたる場面のノーカット撮影に挑戦。「3行以上のせりふが言えなかった僕も、やればできるんだってこの年齢になって分かった」と笑わせた。一方「米倉さんがクールな役なので、僕は軽いキャラを演じて話が重くならないようにした」と物語全体を考えて撮影に取り組んだ。

 米倉は、舘、友情出演の渡と初共演。舘から「こんなに美しい悪女はいない」。渡から「悪女でも何でもやれる米倉さんはオーラがあって先が楽しみ」と絶賛された。石原軍団のサポートを受けて、米倉が悪女に磨きをかける。

 [2008年7月24日8時20分 紙面から]


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