70年代の人気ロックバンド、ブロンディの大ヒット曲でつづるミュージカル「スーザンを探して」が来年1月に東京・日比谷シアタークリエ(1月6日~3月5日)で上演される。

 85年にマドンナ、ロザンナ・アークエットが主演した映画「マドンナのスーザンを探して」を基に、07年秋にロンドンでミュージカル化された。平凡な主婦ロバータが「スーザンを探している」との新聞広告を見て指定の場所に行くと、謎のスーザンに出会い、事件に巻き込まるサスペンス・コメディー。ロバータに元劇団四季の保坂知寿、マドンナが演じたスーザンは真琴つばさ、香寿たつきと元宝塚のダブルキャスト。楽曲はブロンディの「ハート・オブ・グラス」「ドリーミング」「コール・ミー」など大ヒット曲を含む約40曲がちりばめられる。

 東宝初登場の演出G2が翻訳・訳詞も手掛ける。「翻訳と演出が同一である利点を生かし、けいこ場でせりふをより吟味したい。大人のミュージカルになる」。6人の編成バンドが入り、アンコールは観客も一体となりブロンディの曲を歌う「ブロンコール」で盛り上がる。共演は大浦みずき、元狩人の加藤久仁彦、吉野圭吾ら。