滝沢秀明(26)主演ミュージカル「新春

 滝沢革命」が来年1月1日から東京・丸の内の帝国劇場(27日まで)で上演されることが9日、発表された。来年で98年目を迎える歴史ある同劇場で、元日から公演が行われるのは現在の劇場が完成した66年以来初めて。滝沢は「タッキー&翼」として大みそか恒例行事のジャニーズのカウントダウンコンサートに今年も出演する予定。休む間もなく、座長公演の本番を迎える。

 「滝沢革命」は2部構成。1部は「浦島太郎」「竹取物語」などの有名な日本の昔話を盛り込んだもので、2部は時代が一気に進み、ニュートンが世界が終わると予言した2060年の世界から始まる。作・構成・演出のジャニー喜多川氏は内容について「大人も子供も楽しめる日本昔話の世界から未来にかけて、地球の行く末を考えつつ、男と女、愛といったテーマも盛り込み、涙や笑いありの舞台にしていきます」と説明した。

 新しい挑戦もある。2部の冒頭で滝沢は80歳前後の設定で登場する予定。これまで女形などに挑戦してきたが、本格的な老けメーキャップは初挑戦。見た目の変身はもちろん、声も完全に変えて臨むよう指示された滝沢は「難しいですよね。想像がつかないですが、こういう役もマスターしていきたい」と意欲的だ。

 「テレビ出演はあっても、お客さまと一緒に元日を過ごすのは初めて」という滝沢。「お正月の華やかさが絶対、出てくると思うし、メッセージ性の濃い作品になるのでは。1月1日にこの作品を帝国劇場でできるのは革命だし、いい年の幕開けができる。活動的にも充実した年にしたい」。同所での公演は初主演したミュージカル「DREAM

 BOY」(04年)以来5年ぶり。思い出の場所で新春から全力投球する。