日本テレビが9日に放送した、西武が4年ぶり13度目の日本一に輝いた日本シリーズ第7戦巨人-西武が、今季プロ野球中継最高の平均視聴率28・2%(ビデオリサーチ関東地区調べ、関西地区24・3%)を記録したことが10日、発表された。瞬間最高視聴率は、午後9時2分の39・9%。2-2の同点の8回表2死一、二塁で、西武平尾の打席。この直後に中前決勝タイムリーを放った。

 プロ野球中継の25%超えは06年10月26日の日本シリーズ第5戦日本ハム-中日の25・5%以来2年ぶり。巨人戦では02年10月30日の日本シリーズ西武-巨人第4戦の29・5%以来6年ぶりだ。

 8日の第6戦も視聴率20・9%、瞬間最高30・1%を記録した。それまでの今季最高は、巨人が日本シリーズ進出を決めた10月25日のクライマックスシリーズ巨人-中日の20・7%。

 日本テレビ宣伝部では「地上波、BS放送、CS放送の3波同時放送とワンセグ視聴という状況下で、地上波で高視聴率を達成できた。巨人と西武という黄金カードで、最終戦までもつれる熱戦ぶりに、高い支持を得られました」と話している。