香取慎吾(31)が8日、フジテレビ開局50周年記念ドラマ「黒部の太陽」(来春放送)を収録中の都内のスタジオで、演じる作業員のモデルになった91歳男性と初対面した。昭和30年代に長野と富山を結ぶ大町トンネル(現関電トンネル)の難工事を指揮した笹島信義氏を、スタジオ内のトンネルセットに招いた。

 「立ち振る舞いがいい。私の若い時の目の輝きがある」と話しかけられると、「直感でほめられました(笑い)。監督やスタッフに質問しながら演じてきたので、ついに答えをもらった」と笑顔。寒さやずぶぬれに耐えてきただけに、感無量の様子だった。

 昨年10月にクランクインしたこのドラマは、大規模セットで大出水シーンを再現。同局ドラマ史上最高の約10億円の制作費をかけた大作だ。香取は「あと1カ月も撮影するんですけど、どれだけ撮るのか…。すごい作品になりますよ」。