野田秀樹(53)作・演出で、松たか子(31)宮沢りえ(35)が初共演するNODA・MAP公演「パイパー」(4日~2月28日)の公開げいこが3日、東京・渋谷のシアターコクーンで行われた。1000年後の火星に移り住んだ姉妹を主人公に、時空を超えた壮大なスケールとスリリングな展開で描いた叙事詩的作品。松、宮沢ともに野田作品にそれぞれ主演しているが、舞台、映画、ドラマを通じて共演は今回初めて。ともに望んで実現した。演技派の2人だけに対決シーンもたっぷりあり、妹ダイモス役の松は「これからの2カ月、パイパーのキャストの1人として誇りを持って生きようと思います」。姉フォボス役の宮沢は「09年の幕開けが野田MAP宇宙を体現する旅だということに興奮しています」と話した。

 [2009年1月4日8時25分

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