24日にTBS系で放送されたWBC決勝「日本-韓国」の平均視聴率が36・4%(関東地区)を記録したことが25日、ビデオリサーチから発表された。関西地区は36・5%。

 瞬間最高視聴率は9回裏2死から、リリーフのダルビッシュが同点打を打たれた瞬間の45・6%。10回表2死二、三塁にイチローが中前に勝ち越し打を放った瞬間は45・0%、ゲームセットの瞬間は44・5%を記録した。関西地区の瞬間最高は優勝決定の44・5%だった。大会を米国に舞台を移してから、昼間にも異例の高い数字を稼ぎ続けた。

 また、同時間帯のテレビ視聴世帯がどれだけその番組を見ていたかの目安になる番組視聴占拠率は71・7%(関西75・8%)を記録。06年の王ジャパン優勝の試合も72・7%を記録しており、WBC中継はプロ野球中継の最高視聴率48・8%を記録した94年10月8日の中日-巨人戦の占拠率55・9%を大きく上回っている。

 緊急で編成された午後9時からのダイジェスト放送でも平均26・5%、瞬間最高39・9%をマーク。TBSが放送した米国ラウンド6試合の平均視聴率は28・4%だった。同局の村口太郎編成担当は「サムライジャパン2連覇の生中継ばかりでなく、会社や学校で見られなかった方のための夜の緊急編成も高い数字を示し、みなさんの期待に応えられた」と話している。

 [2009年3月26日6時52分

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