歌手吉田拓郎(63)が体調不良で8日の大阪公演を中止してから一夜明けた9日、所属レコード会社が「風邪および体調不良を契機に、慢性気管支炎が急性増悪したため約2週間の自宅療養、安静加療を要する」との医師の診断結果を発表した。拓郎はこの日午後、都内の病院で診察を受けた。

 診察後に拓郎本人と公演主催者、制作サイドで今後のことを検討。今月14日の福岡、17日の広島、21日の兵庫までの3公演の中止を決めた。25日の静岡・つま恋、来月3日の東京・NHKホールのファイナル公演は、拓郎本人の「やりたい」との意向もあって、2週間の加療期間を終えた後に最終決定するという。拓郎側には体調を心配する声が多数届いているが、公演中止へのクレームはほとんどないという。

 今回、公演中止の理由となった診断は「慢性気管支炎」。拓郎にとっては持病ともいえるもので、07年8月に8公演を延期したのは「ぜんそく性気管支炎」が理由だった。同年10月に19公演を中止したのも、慢性気管支炎と胸膜炎が理由と発表された。

 拓郎は2年前のツアー中止でファンやスタッフに多大な迷惑をかけたことに深く心を痛め、「あんな申し訳ないことはもうできない」と決心。覚悟を決めてのラストツアーだったが、志半ばで途切れてしまった。ファンは1日も早い復活を望んでいるが、拓郎はかつて「頑張れと言われると傷ついちゃう」とも話している。最もショックを受けてるのは拓郎自身。2週間の療養後の判断を待ちたい。

 [2009年7月10日9時18分

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