SMAP草なぎ(「なぎ」は弓へんに前の旧字体その下に刀)剛(35)が、NHKと民放各局が地上デジタル放送普及を促す地上デジタル放送推進協会の「地上デジタル推進大使」に再び任命される方向であることが22日、分かった。

 草なぎが同大使に任命されたのは06年7月。地デジ移行の認知度アップを目指し、知名度とクリーンなイメージから抜てきされた。関係者によると、契約は1年更新で先月末に終了したが、過去3年間の草なぎの活躍が高く評価されたという。

 一時は地デジ大使廃止の危機もあった。4月末に草なぎが全裸騒動を起こした際、鳩山前総務相が「最低の人間だ。絶対許さない!」と激怒。同推進協会はNHKと民放に対し、草なぎが出演するCMの放送中止を要請した。当時、総務省は「09年度のポスターなどは準備段階で今後検討したい」と、廃止も含めて検討する考えを示唆した。

 しかし、草なぎは芸能活動自粛を経て約1カ月後に仕事復帰し、順調に仕事をこなしている。再登板は大使としての浸透度を重視したものとみられる。早ければ、24日に都内で開催されるイベントから、大使として活動を再開する予定だ。

 [2009年7月23日8時43分

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