覚せい剤取締法違反(使用)の罪に問われた、光GENJIの元メンバー赤坂晃被告(35)は3日、千葉地裁で開かれた初公判で、起訴事実を「間違いありません」と認めた。検察側は懲役2年を求刑し、即日結審。判決公判は30日に開かれる。

 起訴状によると同被告は昨年10月に東京・新宿のカラオケバーの店長となったが、金銭トラブルなどがあり、独立を図るもメドが立たなかった。病気の父の介護で精神的に追い詰められ、昨年12月10日に出資者の男性から覚せい剤を勧められ、同28日に使用したという。

 同被告は謝罪し「打ち込める仕事を探すこと、(誘惑の多い)環境に身を置かないこと、意思を強く持つこと」と更生への3カ条を口にしたが、覚せい剤使用を「酒と併用したので思ったほど効果はなかった」と振り返るなど、淡々とした態度を貫いた。

 同被告は07年に覚せい剤取締法違反(所持)の罪で懲役1年6月、執行猶予3年の判決を受け、執行猶予中だった。

 [2010年3月4日9時20分

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