歌手愛内里菜(30)が31日、甲状腺の病などを理由に今年限りで芸能界を引退することを発表した。9月26日の兵庫・尼崎アルカイックホールのライブを最後に表舞台から姿を消す。

 この日、30歳の誕生日を迎えた愛内は大阪市内でバースデーライブを行った。2曲目を歌い終え「10年をもちまして愛内里菜、アーティスト活動を引退することを決断しました」とファンに語りかけた。決断した理由を「10年間走り続けてきて、自分自身と向き合う時間が必要だと思った。甲状腺の病気を持っていて度重なるめまい、のどの不調と内出血、過呼吸を重ねていた。いろんな所にガタがきた」などと明かした。約1900人の観客は一言一句を無言で聞き入った。

 愛内は03年にNHK紅白歌合戦に初出場。アルバム総出荷枚数が160万枚、シングルの総出荷枚数200万枚を突破している。

 [2010年8月1日6時15分

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