新人モデル土屋巴瑞季(はずき)が、23日発売の女性ファッション誌「CanCam」10月号で、16歳6カ月の史上最年少でソロ表紙デビューを飾ることが18日、分かった。山田優(26)の16歳8カ月を抜いた大型新人は、取材に対し「まだ伸び続けてます!!」と、8頭身、172センチの長身をペコリと折り曲げ、初々しくあいさつした。

 「かっこいい大人の女性の本。私も働くころに読むようになるんだろうな~」。昨秋。15歳の高校生には高根の花だった同誌に、所属事務所から写真を送ると「ハッピーな笑顔がCanCamの世界観にマッチする」(小学館)と、即座に撮影に呼ばれた。今年1月号から企画ページに登場すると、読者から「この子は誰?」と反響が続々。3月には早々に専属モデルとなり、7月号では、ロッテ西岡剛と結婚した徳沢直子(25)ら5人で表紙を飾った。「今回は高校のテストを終えた放課後に表紙の撮影をしました。本当に私でいいの?

 って気持ちです…」。芸能デビュー1年も満たずに、人気女性ファッション誌のソロ表紙にまで駆け上がった。

 創刊28年の同誌は、藤原紀香、米倉涼子、伊東美咲、長谷川京子、蛯原友里、押切もえらを輩出し、常に時代の最先端をリードしてきた。今後は、まゆもくっきりの若い土屋で、新しいメーク、ファッションのトレンドを構築する狙いが見えてくる。

 「コンビニに私の顔が並ぶんですね~、信じられない。服を魅せられる、すてきなモデルになりたいです」。まだ自覚もない金の卵の笑顔は、純度100%だった。【瀬津真也】

 [2010年8月19日9時26分

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