女優広末涼子(30)がキャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏(36)との電撃再婚を発表した9日、各業界も騒然とした。思いがけないニュースに衝撃が走ったものの、「価値は今までと変わらない」とみる声が圧倒的だった。恋多き女優の異名を持つが、男性遍歴は関係なくキャリアを築いてきた広末。今回の再婚もこれまで同様、今後の仕事への影響は少ないものとみられる。

 広末の再婚は電撃発表だっただけに、業界から驚きの声が上がった。しかも相手はキャンドルアーティスト。有名俳優と比較すると露出機会も少ないため、謎に包まれている。衝撃度が強い再婚でも、各業界は広末の商品価値はさまざまな理由から変わらないとみている。

 ある広告代理店関係者は「広末さんを使いたい人は使うし、使わない人は使わないと好みが分かれるタイプの女優」とした上で、「再婚に関係なく、使いたい人は使い続ける。だから再婚しても価値は下がらないはず」とみる。また、別の広告代理店関係者は「アイドル系は価値が落ちるが、彼女はもうアイドルではない。再婚しようと価値は変わらない」とした。

 映画業界も「価値は変わらない」という声が多かったが、異なる観点からその理由を指摘する関係者もいる。「広末さんは映画的に今が一番使いづらい時期」と指摘した映画プロデューサーは「彼女はアイドル的に売っていた時代が続いたから、30代に入った今は姉役でも、主婦役でも使いづらい。他に30代前後で、独身でも主婦でも使いやすい女優さんが何人もいる。だから、広末が再婚しようとしまいと影響は少ない」とみている。

 広末は初婚の前から“恋多き女”の異名と持つ。過去に、伊勢谷友介や金子賢ら数々のイケメン有名人男性と浮名を流してきた。イメージ重視の業界でスキャンダルは嫌われるが、その後もCMをはじめ映画、ドラマなどの露出は途絶えることがなかった。

 華麗な男性遍歴から、できちゃった結婚、離婚、そして今回の再婚。過去の“実績”やアイドルを卒業した今のポジションなど多角的に見ても、広末のキャリアに影響を与えることは少ないとみられる。

 [2010年10月10日9時42分

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