落語芸術協会への合流に前向きな落語家三遊亭円楽(61)が東京・新宿末広亭の同協会による5月上席昼の部に1日から5日まで出演することが8日、分かった。トリを務める同協会の桂歌丸会長(74)の芸歴60周年を記念した興行で、円楽は昨年の襲名披露興行に際し、歌丸会長のはからいで末広亭など寄席で襲名興行をしている。三遊亭鳳楽や円楽をはじめとした「五代目円楽一門会」は、昨秋に落語芸術協会への合流を申し入れたが、今回の円楽出演は、昨年の襲名興行協力に対する返礼という。合流については6月の落語芸術協会総会で検討されるとの見通しもあったが、震災の影響もあって先送りになるという。