歌手GACKT(年齢非公表)が、テレビ東京系のアニメ「SKET

 DANCE」(木曜午後6時)で、自身をモデルに作られた主人公のダンテを演じ、劇中でキャラクターソング(キャラソン)に初挑戦することが19日、分かった。GACKTはダンテとして、劇中でビジュアル系バンド「JardiN(ジャルダン)」を率い、オリジナル曲「生きとし生けるすべてに告ぐ」を引っさげてロックフェスティバルで大暴れする設定だ。

 ダンテはビジュアル系ロックバンドに心酔する男子高校生で、原作の漫画家篠原健太氏がGACKTをイメージして作った。GACKTは「僕をイメージしたキャラはたくさんある。それがアニメになり、しかも自分が声をやるのは不思議なもので、さらに僕っぽくなる。こういう発想は面白い」と感慨深げに話した。

 キャラソンは声優がキャラクターの声で歌うものだが、自らの“分身”を演じ、かつ歌うだけに「変に声を作ったりはやってない」と、ありのままの自分をぶつけるつもりだ。ただダンテの設定を深く読み込んでおり、「普段はすごいおとなしいけど、ライブになると超ナルシシストな感じは出さなきゃと思って、歌もアフレコも差はつけてるかな」と、レコーディングも細部まで徹底的に詰めた。

 GACKTはマンガ、アニメ、ゲームを「数少ない日本が生んだ文化」とリスペクトしている。今回で声優は4回目だが「声優の仕事がとにかく好き。アニメから子どもたちに与える影響は大きい。僕が入り口になって背中を押せたらうれしいからさ」。7月から始まるレギュラー出演に、熱い思いを抱いている。