人気グループ、嵐が26日、東京ドームで、東日本大震災チャリティーイベント「嵐のワクワク学校」を行った。櫻井翔(29)らメンバー5人全員が先生となり、それぞれ平均30分ずつ授業を担当。残りメンバーと4万5000人が生徒として授業を受けた。

 5人の手腕で授業中も笑いが絶えなかった。アリーナ中央に教壇や生徒用のイス、机が置かれ、先生以外のメンバーが着席した。二宮和也(28)は講義中、先生を「お前」と呼んだ大野智(30)を水鉄砲で容赦なく“お仕置き”。相葉雅紀(28)が料理を教えると、会場では熱心にメモを取る生徒の姿もみられた。

 3日間計5回の学校で、受講生は22万5000人に及んだ。電力使用量は通常公演の半分以下。昨年のNHK紅白歌合戦企画コーナー曲「ふるさと」を校歌としてアレンジしたものを全員で合唱したが、派手な演出は一切なかった。

 全国ツアーの第1弾として行う予定だった東京ドーム3日間公演を、チャリティーイベントに変更。売り上げのうち、約2億円をジャニーズ事務所が取り組むチャリティー企画「Marching

 J」を通して、義援金とすることが発表された。

 松本潤(27)は「新鮮でした。温かい感じがすごくうれしかった」。相葉は「1回で終わらせるのはもったいない。またやりたいです」。大きな被害を受けた東北からも授業を受けに多数駆け付けた「嵐学校」。派手な公演とは違う形で、楽しいひとときを作り出した。