元プロスポーツ選手の娘は、AKB48の公式ライバルグループにも存在していた!!

 8月21日に結成されたばかりの乃木坂46のメンバー宮沢成良(せいら=17)の父が、元プロサッカー選手の宮沢ミシェル氏(48=日刊スポーツ評論家)だったことが24日、分かった。プロのバレリーナを目指して、モナコへの留学経験もあるほどの逸材だ。

 「AKB48の公式ライバル」として誕生した乃木坂46はこの日、都内のZepp東京でファンとの懇親会「乃木坂46お見立て会」を催した。その中で、宮沢は「3歳からバレリーナを目指してきた、フランス人とのクオーターです」とあいさつし、ステージで即興バレエを披露した。父譲りの166センチはメンバー33人中で最長身。エキゾチックな顔立ちもあり、一際目立っていた。

 AKB48では、元プロ野球投手の倉持明氏(59)の娘、倉持明日香(22)が活躍中。前日23日には、福岡・博多のHKT48にも、元プロ野球投手の若田部健一氏(42=日刊スポーツ評論家)の娘、若田部遥(はるか=13)がいたことが判明して、話題となった。

 一方、この宮沢は、サッカーのJリーグ市原(現千葉)の元DFで、現在は解説者を務める宮沢ミシェル氏の長女だった。15歳の高1の夏からの1年間は、欧州モナコのプリンセス・グレース・バレエ学校に、バレエ留学した実力派。関係者からも「クラシックバレエで培った優雅なダンスも生かして、大きく羽ばたいてほしい」と期待される大器だ。

 宮沢は「HKT48の若田部さんのことは、ニュースで知りました。私も夢は、モデルや歌手になること。負けずに頑張ります」と目を輝かせた。父のミシェル氏も「海外留学のときは、ストレスで太ったりやせたりを繰り返して、親としては心配でしたが、今となれば良い経験です。自分が遠回りした分と、オーディションに落選した人の分まで、チャンスを生かして、人間的にも成長してほしい」とエールを送った。

 増加し続けるAKB48関連グループは、現在6団体。300人弱にまで膨れ上がった。今後も、さらに元プロスポーツ選手やタレントの娘たちが加入することも、大いにありそうだ。【瀬津真也】

 ◆乃木坂46(のぎざかフォーティーシックス)AKB48と同じ秋元康総合プロデューサーが手掛ける女子アイドルグループ。レコード会社SMEの拠点、乃木坂がグループ名の由来。46は「AKBより人数が少なくても負けないという意気込み」という秋元氏の考えから。AKBのような専用劇場は持たないが、10月からテレビ東京系の冠番組「乃木坂って、どこ?」がスタートした。

 ◆宮沢成良(みやざわ・せいら)1993年(平5)10月29日、千葉県生まれ。3歳からクラシックバレエを習い、体の柔軟さが特徴。乃木坂46最終選考会直後に発表された、最初の選抜メンバーにも選ばれた。166センチ。血液型O。