石原慎太郎都知事(79)が25日の定例会見で、21日に亡くなった落語家立川談志さん(享年75)について語った。「不思議な不思議なすごい不思議な友人。憎まれ口をたたき合い、それが活力になった。支え合ってきた仲間」としのんだ。亡くなる数日前、電話で話した。「おい、談志、おまえもそろそろくたばるんだろ、ざまあみろ、このやろ」と話しかけると、談志さんは「はっ、はっ、はっ」と荒い息づかいで答えたという。談志さんのためにイタリア戯曲「エンリコ4世」を題材にした落語をつくる準備もしていた。「内容を考えているうち、あいつ死んじゃったね。人間いつかは死ぬんだから、しゃーないや」としんみり話した。